今回は、マッチングアプリ開発に関わる費用や相場、具体的な開発方法について徹底的に解説します。さらに、個人での開発が可能か、また外注する場合の開発会社の選び方についても詳しくご紹介します。

加えて、マッチングアプリは一般的にコストがかかるため、できるだけ費用を抑える方法も含めて解説していきます。マッチングアプリと一言で言っても、恋愛系やビジネス系、趣味・スキルマッチングなど、多様な種類のマッチングアプリがあり、それぞれに特徴があるため、目的に応じた最適なアプローチを考えていければと思います。

マッチングアプリ開発を始めたい方、予算を抑えながら機能を充実させたい方に向けた内容ですので、ぜひ参考にしてください。

またCitrusAppの代表であり、システムやアプリ開発経験18年アプリ開発実績153件をもつ私、石村からお伝えしたいことがあります。
※開発実績数は、2025年12月現在の数値です。

実はノーコード会社の中には、経験の浅い若手や学生中心で開発を進め、受注後に修復困難なトラブルに繋がるケースが一定数存在します。(私も知り合いからトラブル話をよく耳にします。)

一方CitrusAppでは、18年間/全153件という豊富な実績を持つ私石村が、ご契約前にヒアリングと要件定義を徹底して行います。

ノーコードの「安さ/早さ」と経験豊富な技術者による「安全性」を両立させるCitrusAppのアプリ開発の詳細は、下記をご覧ください。

⇒CitrusAppと他のノーコードアプリ開発会社の違いをみる

マッチングアプリの種類と特徴

さて、マッチングアプリと一言で言っても多種多少です。恋愛系のマッチングアプリを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、「何かと何かをマッチ」させるものはすべてマッチングアプリと呼べると思います。BtoB、BtoC、CtoC、様々な業種業界でマッチング系サービスは展開されています。

ここではマッチングアプリの種類と特徴について解説していければと思います。

恋愛系・デートマッチングアプリ

恋愛系・デートマッチングアプリ

Tinderなどのような恋愛や結婚を目的とした出会い系アプリです。特にTinderは初期のころはその右スワイプ・左スワイプしてLIKEするUIが話題を呼び一斉を風靡しましたね。

このような恋愛マッチング系のデートアプリは、ユーザー同士のコミュニケーションが発生しますし実際に出会うことが目的になりますので、信頼関係・安全性の確保が重要になります。個人情報を取得することが多いと思いますので、セキュリティ強化も必須のため、開発難易度はかなり高くなります。

必要な機能:年齢確認、本人確認、チャット機能、マッチング機能、ブロック・通報機能など。

ビジネスマッチングアプリ

ビジネスマッチングアプリ

YentaやBizOn、LinkedInなどビジネスパートナーを探すようなBtoBのアプリです。特にコロナ禍以降、対面のビジネス交流会だけではなくこうしたアプリやWebサービスによるオンラインによるマッチングアプリも増えてきました。

  • 必要な機能:プロフィール詳細、フィルタリング機能、検索機能、連絡用のメッセージ機能など。

スキル・専門家マッチングアプリ

スキル・専門家マッチングアプリ

フリーランス、個人事業主、副業をしている人など、特定のスキル・技術を持った専門家と、その方々に発注したいユーザーを繋ぐマッチングアプリです。

必要な機能:スキルや経験に基づくフィルター、ユーザーレビュー、評価機能など。
適切なスキルマッチングや評価システムが求められます。

フリマ・レンタル・EC系マッチングアプリ

フリマ・レンタル・EC系マッチングアプリ

個人間や企業間で何かをレンタルしたり売買したりできるようなサービスも、大きなくくりとしてはマッチングアプリと言えると思います。レンタルスペースや物品の貸し借り、ECの要素を取り入れたマッチングアプリも含まれます。取引や決済システムの導入があるため、難易度は高めと言えるかもしれません。

必要な機能:検索、取引機能、決済システム、評価機能、予約機能など。

求人・アルバイトマッチングアプリ

求人・アルバイトマッチングアプリ

求人やアルバイトの募集・応募をつなぐアプリです。最近ではスキマバイト系のアプリも人気がありますよね。求人情報の提供や応募者と企業のマッチングを行います。

必要な機能:求人情報の検索機能、フィルタ機能、応募・連絡機能、スケジュール調整機能など。

マッチングアプリに必要な基本機能

それでは、マッチングアプリにはどのような機能があるでしょうか?もちろん、上述のとおりマッチングアプリと一言で言っても様々なタイプがありますし、それぞれのタイプの中でも要望によってまったく変わってきます。
ですが、ここでは代表的な機能を参考までに記載します。

  1. ログイン、ログアウト、パスワード再設定

  2. 会員登録

  3. タイムライン(記事一覧、詳細)

  4. 検索、絞り込み

  5. 評価(レビュー、コメント)

  6. いいね機能

  7. ブロック・通報機能

  8. チャット機能

  9. コメント機能

  10. フォロー機能

  11. プロフィール機能

  12. 課金機能

  13. プッシュ通知

  14. 管理画面

いかがでしょうか。一般的によくある機能を並べてみました。

これ以外にも、例えばスキマバイト系アプリなら勤怠管理や給与計算なども含まれる可能性もあり、そうなるとかなり複雑になります。また、求人系だとスカウトなどの機能がプランごとに使えたり、EC・フリマ系だと購入・決済機能だったり、ものによってはマップやカレンダー、予約機能が必要なこともあるでしょう。

「マッチング系アプリ」はよくあるアプリかもしれませんが、その内容は要件によって様々であり、かつ複雑で高機能です。なんでも機能をつけてしまうと開発期間も長期化しコストも増大することが多いです。目的や予算に合わせ取捨選択していく必要があるでしょう。

マッチングアプリ開発の費用とコスト構造

マッチングアプリの開発費用は、本当にピンからキリまであり、開発手法や構成によって大きく異なります。ここでは、ゼロからプログラミングして開発する「スクラッチ開発」における費用の目安をご紹介します。「ノーコード開発」など、費用を抑える手法については後述します。

小規模アプリの金額感

1000万円〜2000万円程度。基本的な機能を搭載し、比較的シンプルな設計での開発費

中規模アプリの金額感

3000万円〜4000万円程度。高度なフィルタリング機能やユーザー同士のメッセージ機能など、複数の機能を備えるアプリの場合。

大規模アプリの金額感

5000万円以上。高度なアルゴリズムやセキュリティが求められる大規模なアプリ開発のケース。

「スクラッチ開発」は大きなコストがかかる

このように、安くても1000万円以上、大きなものだと5000万円以上かかります。
また、これは初期費用のみのイメージで、さらに保守費用・サーバー費用などのランニングコストがかかります。

(ちなみに、小規模、中規模、大規模の定義はあくまで参考程度の感覚値です。厳密な定義はできないので、要件次第で都度精緻な見積もりが必要となります)

「スクラッチ開発」のコスト構造:費用がかかる理由

ではなぜこれほどコストがかかるのでしょうか?これは、「人月」の計算により説明できます。

1人のエンジニアが1ヶ月稼働するのにかかる時間・コストを1人月と呼びます。
1人月は大体、安いエンジニアで60万円〜、できるエンジニアで80〜120万円、非常に優秀なエンジニアやプロジェクトマネージャーだったり大きな企業の技術者であればそれ以上の金額になることもざらにあるでしょう。

また、スクラッチ開発でアプリを作る場合、エンジニアは1人で開発することは難しいです。
例えば、フロントエンドエンジニア3名、バックエンドエンジニア3名、ディレクター1名、プロジェクトマネージャー1名のような8名のチームで開発したとします。仮に平均単価を80万円とし、半年かけて開発したとすると、

8名 x 80万円 x 6ヶ月 = 3,840万円

となります。これにデザイナーやテスターなども加えるともっと増えていきますし、1ヶ月開発期間が延びるならその分数百万円単位で規模が膨らんで行きます。

また、開発後もいきなりチーム全員解散されてしまうとシステムが止まってしまうので、保守契約が必要ですし、その後の追加開発にももちろん費用がかかります。

このくらいの人数・期間で大きなコストを作られなければいけないほど、スクラッチ開発は大変ですし、それゆえに高機能で複雑なアプリを開発できるのです。

スクラッチ開発でも安く作れると謳うところは要注意?

一部のサイトや開発会社では「数百万円で作れる」といった表記が見られることもありますが、スクラッチ開発でその価格は非常に厳しい気がします。上記で説明したコスト構造を考えると、何かしら「安い理由」があるはずです。

経験の浅いエンジニアが開発している、要件定義や設計、テスト工数が十分に考慮されていない、もしくは利益を度外視していて無理した受注である、など何かしらの懸念が伴う可能性があるため注意が必要です。

スクラッチ開発でも安く見積もり提案してくれる会社を見つけた場合、安く開発できる何かしらの明確な理由があるかどうかを、よく吟味して発注を検討しましょう。

マッチングアプリの開発費用を抑えるポイント

マッチングアプリの開発費用を抑えるポイント

先述の通り、マッチングアプリ開発には一定の費用がかかりますが、工夫次第で開発コストを抑えつつ、必要な機能を備えたアプリを実現することが可能です。ここでは、限られた予算で開発を進めるための有効な方法をご紹介します。

必要最低限の機能に絞る

一般論として、「他のアプリにあるから」といって初期開発時からあれもこれもと様々な機能を搭載しようとしてどんどんコストが膨らんでしまう、、、ということはよくあるケースです。

そのため、まずはそのアプリ・サービスの「真にコアとなる機能」のみに注力しシンプルなMVPアプリを作るのも、一つの良いやり方だと思います。

機能を絞ることでコストも安くなりますし、開発スピードも早くなり、ビジネスチャンスを広げることにもなります。

参考:スタートアップがノーコードでMVPアプリの開発を始めるには?進め方を丁寧に解説

ノーコード・ローコードを活用する

開発期間とコストを削減するために、ノーコード・ローコードツールを活用することも非常によい手法です。

ノーコードとはプログラミングをせずにアプリやWebサービスを開発するための手法です。ローコードは基本はノーコードですが一部はプログラミングできる柔軟性も持った手法です。

ノーコード・ローコードを利用すると、通常の開発コストの1/3以下、あるいは1/10に削減することも可能です。開発スピードも、通常半年以上かかるものを1〜3ヶ月で開発することが可能です。

ノーコードツールは、Bubble、Adalo、FlutterFlowなどのツールが有名です。それぞれ得意不得意、メリットデメリットがあるので、目的・用途に合わせたツール選定が重要になります。

新しいサービスの開発を検討する際は、まずはノーコード・ローコードを活用できないかを検討するのが良いと思います。

参考:【ノーコード事例】アプリ開発の成功実績16選!ツールの選び方も説明!

パッケージ開発を活用する

すでに開発されているマッチングアプリ用のテンプレートやパッケージツールを利用するのも、コスト削減に効果的です。これにより、ゼロからの開発が不要となり、デザインや基本機能が整った状態でスタートできるため、開発期間と費用の両方を節約できます。

メリットはコストを抑えて開発できる点と、スピーディにサービスを立ち上げられる点です。もし自分たちのやりたいこととパッケージアプリが提供している機能がマッチしたら、パッケージが一番良いかもしれません。

ただ、マッチしない場合は難しいことが多いです。パッケージ開発はカスタマイズ性が低かったり、カスタマイズできてもその費用が高額になっていまうこともあります。

まずは、自分たちが必要機能とパッケージの機能との差分をチェックし検討していきましょう。

参考:アプリ開発を格安で行う方法:ノーコードやパッケージ開発の活用法

ノーコード開発によりコストを抑えてマッチングアプリを開発しよう

マッチングアプリを開発する際、費用を抑えつつ、迅速にリリースしたい場合にはノーコード開発が非常に有効です。ノーコードツールを活用することで、従来のプログラミング工程を大幅に省きながら、必要な機能を備えたアプリを構築することができます。ここでは、ノーコード開発の特徴と利点、主なノーコードツールについて解説します。

ノーコード開発の定義

ノーコード開発とは、プログラミングをしなくても、アプリケーションやウェブサイトを構築できる開発手法のことを指します。従来の開発ではプログラミングを行う(=「コード(ソースコード)」を書く)ことが必須でそのために専門知識のある熟練のプログラマーが必要した。

しかし、ノーコード開発ではコードを書かなくても、クラウド上の環境で視覚的なインターフェースを使用し、ドラッグ&ドロップなどの操作で簡単に開発を進められ、ビジネスアイデア・イメージを素早く形にすることができます。

プログラミングをすることをコードを書くとも言いますが、「コードを書かない」ので「ノーコード(No Code)」、という意味ですね。

ノーコードツールには、テンプレートやウィジェットなどが事前に用意されているため、複雑なプログラムを書く必要がなく、プログラミング技術を習得したエンジニアではなくても開発に取り組めるのが特徴です。

スクラッチ開発とノーコード開発の違い

スクラッチ開発は、全てのコードをゼロから書くことでシステムやアプリを作成する伝統的な手法です。コードをゼロから書くので、高い自由度と柔軟性を持ち、時間とお金さえあればどんな機能でも実装できますが、やはり開発には時間とコストがかかります。

一方、ノーコード開発ではプラットフォーム上の既存の機能を活用し、短期間で開発を完了させることが可能です。簡単なアプリやシステムであれば、スクラッチ開発に比べて大幅に効率化できる一方、複雑なカスタマイズが難しい場合があります。

ローコード開発とノーコード開発との違い

ノーコードとよく比較されるのが「ローコード開発」です。ローコード開発も、ビジュアルエディタを使った開発手法ですが、必要に応じてコードを書くこともできます。ローコードは、プログラミングの基礎を持っているエンジニアが、少しの手間で高度な機能を実装する際に活用されます。
ノーコード開発は基本的にコードを書かないため、より手軽で、技術的なスキルを必要としない点が大きな違いです。ただし、ローコード開発の方がカスタマイズの自由度が高く、複雑な要件にも対応しやすく、より幅広い領域で利用可能という利点があります。

ノーコード開発:マッチングアプリ/サイト開発実績

ここでは、ノーコードで開発されたマッチングアプリの開発実績を共有します。いずれもノーコード開発ですので、コストを大幅に抑えつつ短期間での開発を実現しています。

保育士スキマバイト系マッチングアプリ

本アプリは、一日単位の求人で希望に合ったお仕事が可能で、保育者に合った園を簡単に見つけられるサービスです。検索、応募、マッチング、チャット、プッシュ通知、勤怠管理、管理画面とかなり複雑な機能を搭載しています。FlutterFlowにより開発されています。

保育士スキマバイトアプリの開発実績の詳細はこちら

不動産エージェントマッチングサイト「Agent Connect」

こちらは不動産を買いたい人と不動産エージェントとをマッチングするサービスです。bubble.ioで開発されています。レスポンシブ対応もされていて、PCにもスマホにも最適化されています。

不動産エージェントマッチングサイト「Agent Connect」

不動産エージェントマッチングサイトについての詳細はこちら

企業向けフリマ/ECサイトの開発

本サイトは、各企業がもうすでに使っていない部品やすでに制作されていない部品などをお互いに譲り合うことで効率化することを目的としたフリマサイトと、B to Bの機械・部品などの販売システムです。

企業向けフリマ/ECサイトの開発

フリマ/ECサイトの開発の詳細はこちら

デート系マッチングアプリ

本アプリは、グループデート専用の恋愛系マッチングアプリです。ノーコードツールのAdaloを用いプロトタイプとして低コスト・短期間にて開発を実施しました。

デート系マッチングアプリ

開発事例:デート系マッチングアプリ

マッチングアプリの開発:まとめ

今回はマッチングアプリの開発について書いてきました。マッチングアプリ開発にかかるコストは要件によってピンキリですが、やはり複雑になりがちで、スクラッチ開発で作ると大きなコストがかかります。

新規サービスを始める場合は、まずは機能を小さく絞りつつ、ノーコード・ローコードで開発が可能かを検証することをお勧めします。

ノーコードでリリース後に、サービスが成長しそうな兆しが見えたらそのあとにスクラッチ開発に移行するというやり方もよくある手法でおすすめです。
ぜひ、検討してみてください。

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FlutterFlow、Adalo、bubble、STUDIOなどのノーコードツールを使うことで、リスクを抑えて低コストでスピーディにビジネスアイデアを形にすることができます。

弊社はスタートアップ・新規事業向けにコストを抑えた最速のアプリ・Webサービスの開発、さらにはサービス立ち上げのコンサルティングから提案を行なっております。

また、法人向けにノーコードのスクール事業を通して内製化のサポートも行っています。

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