ノーコード開発において、適切なツールを選ぶことは重要です。ここでは、Adalo、Bubble、FlutterFlowという3つのノーコード開発ツールを紹介します。私自身の経験や個人的な意見を交えながら、それぞれの特徴と利用シーンを見ていきたいと思います。ただし、ツールの選択は一概には言えず、自社のニーズやプロジェクトの要件に合わせて判断する必要があります。
それでは、アプリ・Webアプリ開発におけるノーコードツール選びについて書いていきたいと思います。
またCitrusAppの代表であり、システムやアプリ開発経験18年、アプリ開発実績153件をもつ私、石村からお伝えしたいことがあります。 |
ノーコードツールの選び方

ノーコードと一言に言ってもさまざまなツールがあり、目的・用途ごとに使い分ける必要があります。
ここではまず、ノーコードのツールを選ぶ観点はどんなものがあるのかを考えていきたいと思います。
プロジェクトの規模
一つは、プロジェクトの規模があります。本当のプロトタイプ向けなのか、ある程度本格運用も見据えたしっかりとしたものが欲しいのか。大事なポイントになります。
プロトタイプアプリを作りたいならそれに向いたAdalo、Clickなどのツールを使い、ガッツリした開発を求めるならBubble、FlutterFlowなどのツールが選択肢に上がってくると思います。
予算
予算感も重要です。上述のプロジェクト規模とも関連がありますが、予算感が少ないのであれば安く作れるノーコードツールを選択するしかないでしょう。そうなると、やはりコストと機能はトレードオフなので、複雑な機能を持ったアプリを開発することは難しいかもしれません。
必要な機能
どんな機能が必要か、は重要です。機能によってはそのノーコードツールで実現できないこともあります。まずは必須機能は何かを事前に洗い出した上でノーコードツールの選定をしましょう。
ただ、自分達でその判断をすることは難しいことが多いです。そのため、専門家に相談して決めることが良いと思います。
Webアプリか、ネイティブアプリか
結構大きな判断になるのが、Webアプリを作るのか、ネイティブアプリを作るのか、です。
なぜならWebアプリはめちゃくちゃ得意だけどネイティブアプリは苦手なツールだったり、その逆だったりがあるからです。
筆者のおすすめは、WebアプリならBubble(バブル)、ネイティブアプリならFlutterFlow(フラッターフロー)です。
また、コスト面では、ネイティブアプリの方がWebアプリより費用がかかる傾向にあります。
その辺を加味してツール選定をする必要があります。
おすすめノーコードツールを紹介
では、おすすめのノーコードツールは何でしょうか?
ざっくり言うと、
・簡易的なプロトタイプアプリを安く早く作りたいならAdalo
・Webアプリをガッツリ作りたいならBubble
・ネイティブアプリをガッツリ作りたいならFlutterFlow
です。
以下で説明していきたいと思います。
Webアプリを作るならbubble.io(バブル)

BubbleはWebアプリ開発において素晴らしいツールです。その特徴は機能の豊富さと使いやすさにあります。ビジュアルなインターフェースを使ってドラッグ&ドロップで要素を配置し、独自のデザインや機能を実現することができます。また、バックエンドの処理も簡単に設定でき、データベースの操作やAPIの連携もシンプルに行えます。さらに、豊富なプラグインやテンプレートも用意されており、開発効率を大幅に向上させることができます。
最速でWebアプリを作れるノーコードbubbleとは?開発実績・事例を紹介
bubbleの強みを以下に書いてみます。
bubbleはWebアプリに特化したノーコードツール
bubbleはWebに特化しているため、Webアプリを作りたいなら今ならbubble一択で良いと思います。ノーコードでは一般に複雑なロジックは実装できないことは多いですが、bubbleであればかなり複雑なロジックでも対応できることが多いです。
また、APIを連携することで様々な機能を追加できるので、ノーコードとは思えないかなり拡張性があると言えます。
デザインにもかなりこだわれる
ノーコードであればデザイン性にある程度限界がありますが、bubbleであればデザイナーが作ったデザインもかなり柔軟に反映させられる点も強みになると思います。
ネイティブアプリは向いていない
基本的にはbubbleはWebアプリ用のツールのため、ネイティブアプリを作りたいのであれば別のツールを選定する方がおすすめです。
ネイティブアプリのプロトタイプを作るならAdalo(アダロ)

ではネイティブアプリを作りたいならどうでしょう?
ネイティブアプリを開発する手段は限られていますが、プロトタイプとして高速でMVPを試したい、ということであればノーコードのAdalo(アダロ)が第一候補に上がります。
【ノーコードAdalo】ネイティブアプリを簡単に作れる「Adalo(アダロ)」を徹底解説!
iOS/Androidのネイティブアプリを開発できるAdalo
iOS/AndroidのネイティブアプリおよびWebアプリを最速で作るなら、まず検討すべきはAdaloです。これら3つを同時にしかも簡単に作れるのはAdaloの魅力です。
圧倒的開発速度
ノーコードは早くコストをかけずにアプリを作ることができますが、Adaloはそのノーコードの中でもさらに簡単に素早くアプリを作成できる素晴らしいツールです。
そのため、コストをかけずプロトタイプを2週間でリリースしたい、などのスタートアップの要望に応えられます。
複雑な機能は苦手
デメリットはbubbleやFlutterFlowなどと比較すると機能的な柔軟性がかけている点です。Adaloを利用する前には試したい機能がAdaloで実現できるか事前の調査をすることが重要になります。
複雑性の高いネイティブアプリを作りたいならFlutterFlow(フラッターフロー)

ノーコードツールの中でも、最近特に注目されているFlutterFlow(フラッターフロー)は、ネイティブアプリの開発に特化した強力なツールです。他のノーコードツールと比較しても、高度な機能の実装が可能であり、開発者にとって数多くのメリットがあります。以下では、FlutterFlowの主なメリットについて詳しく紹介していきます。
【FlutterFlow】ネイティブアプリを10倍速で作れるノーコードツールFlutterFlowとは?
ネイティブアプリ、Webアプリの同時開発
FlutterFlowは、ネイティブアプリの開発をノーコーディングで実現します。これは、iOSアプリとAndroidアプリの両方を同時に作成できるという大きな利点を持っています。従来のノーコードツールでは、Webアプリの開発に特化しているものが多かったため、ネイティブアプリを作成する際には制約がありました。しかし、FlutterFlowを使用することで、ネイティブアプリのパフォーマンスや機能を最大限に活かしながら、プログラミングの知識を必要とせずにアプリを開発することができます。
高度な機能を作りたいならFlutterFlow
FlutterFlowは、ネイティブアプリに必要な高度な機能やロジックを実装することができます。一部ローコードとしてコーディングすることもできるので、他のノーコードツールと比較しても、より複雑な機能を実現できるため、アプリの可能性が広がります。データベースの操作や条件分岐、API連携など、多岐にわたる機能を直感的なインターフェースで設定することができます。開発者は、複雑なプログラミングの代わりに、ビジュアルな環境でアプリを構築し、豊富な機能を実現することができます。
カスタムFunctionとソースコードのダウンロード機能
FlutterFlowはノーコードですが、部分的にコードを書くことでノーコードではできないような複雑な機能の実現も可能です。いわゆるローコードですね。
また、FlutterFlowは作成したアプリのソースコードをダウンロードすることができます。これにより、開発者は必要に応じてソースコードを編集し、さらなるカスタマイズや機能拡張を行うことができますし、FlutterFlowから「Flutter」に切り替えることさえできます。これは素晴らしいメリットですね。
まだ歴史が浅く国内実績が少ない
デメリットというかリスクとしては、まだ若いツールのため実績が少ない点です。ただものすごい勢いでFlutterFlowのアップデートが行われていますので、今後ますます期待できそうですね。
ノーコード比較:まとめ
今回はノーコードの比較について書いてきました。
ざっくり個人的な感想を言うと、
Webアプリを作りたいならbubble一択。
ネイティブアプリが作りたい、低コストでパッとMVP・プロトタイプを試したいならAdalo。
複雑なネイティブアプリを作りたいならFlutterFlow。
って感じです。
皆さんも目的に合わせてツールを選定して試してみてくださいね。
専門家に相談することが重要
ただ、「目的の機能が本当にそのノーコードツールで実現できるのか?」はその技術のプロでないと判断が難しいと思います。例えば一言に「チャット」機能と言ってもあらゆる要素が含まれていますので、「チャット」というキーワードだけではYesともNoとも言えないところです。
ですので、必ず専門家への相談をお勧めします。そうすることで、その機能が仮に実装できないとしても、代替え手段も含めて提案してもらえると思うので、そういった活用をしていくと良いと思います。
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